ガーデニングを楽しむために、庭やバルコニーに花や植物を飾ることは、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい方法です。今回は、DIYでプランターを作成するアイデアをご紹介します。ホームセンターで手に入る材料を使って、個性的なプランターを作りましょう。手作りのプランターは自分の好みやスペースに合わせてデザインできるため、インテリアのアクセントにもなります。
1. 木製プランターでナチュラルな雰囲気を演出
木材を使って作るプランターは、どこか温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を引き立ててくれます。使用する木材の種類によっては、エイジング加工やペイントを施すことでアンティーク調に仕上げることも可能です。
必要な材料と道具
- 杉板またはパイン材などの木材
- ノコギリ、ドリル、サンドペーパー
- 釘またはビス、木工用ボンド
- 防腐剤(屋外に設置する場合は特に必要)
- ペイントやウッドオイル(オプション)
作り方
- 木材のカット: プランターのサイズに合わせて木材をカットします。例えば、バルコニー用であれば高さ30cm、幅60cmほどが一般的です。
- 組み立て: 木材の四方をつなぎ合わせ、底板を取り付けてプランターの枠を作ります。ドリルで下穴を開けると、釘やビスが入りやすく、木材が割れにくくなります。
- 仕上げ: 必要に応じてペイントやウッドオイルを塗り、耐水性を高めましょう。屋外で使用する場合は、防腐剤も塗布しておくと長持ちします。
木製プランターは、温かみのある見た目だけでなく、植物の根にも優しい素材です。特に、ハーブや花を植えるのに適しています。自分だけのカスタマイズができるため、デザインの自由度も高いです。
2. 再利用素材でエコなDIYプランター
DIYプランターには、日用品や不要になった素材をリサイクルする方法もあります。エコなガーデニングアイテムとして、空き缶やプラスチックボトルを利用すれば、手軽にプランターが作れます。さらに、使用済みの素材を再利用することで、環境にも優しい取り組みとなります。
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空き缶プランターの作り方
空き缶は頑丈で軽量なので、プランターとして優れた素材です。また、ペイントやデコレーションでおしゃれにアレンジすることも可能です。
必要な材料と道具
- 空き缶
- ドリルまたは釘(底に水抜き穴を開けるため)
- アクリル絵の具またはスプレーペイント
- 紙やすり
作り方
- 水抜き穴を開ける: 空き缶の底にドリルまたは釘を使って穴を開け、余分な水が抜けるようにします。
- 表面をサンディング: 缶の表面を軽くサンディングしてから、アクリル絵の具やスプレーペイントで塗装します。これにより、植物に合った色やデザインにカスタマイズできます。
- 仕上げ: 缶の内側に通気性の良い布や土壌改良剤を敷くことで、植物の根が蒸れにくくなります。
空き缶プランターは、小さめの植物やサボテン、多肉植物にぴったりです。複数の空き缶を使ってカラフルなアレンジを楽しむのもおすすめです。
3. セメントで作るシックなモダンプランター
セメントを使って作るプランターは、シックでモダンなインテリアにぴったりです。セメントの質感が、植物の緑を引き立てるスタイリッシュなプランターを作りましょう。シンプルな形に仕上げることで、室内でも屋外でも使用しやすくなります。
必要な材料と道具
- セメントパウダー
- 水
- 型(プラスチック容器など)
- サンドペーパー
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作り方
- セメントの混合: セメントパウダーに水を加え、しっかり混ぜ合わせます。滑らかになるまで混ぜることがポイントです。
- 型に流し込む: 用意した型にセメントを流し込み、気泡が入らないようにします。シンプルなデザインが好みであれば、四角い容器や円柱の容器を使用すると良いでしょう。
- 乾燥: セメントが固まるまで数日間放置します。完全に乾いたら型から外し、必要に応じてサンドペーパーで表面を整えます。
- 仕上げ: 防水剤を塗ることで、屋外での耐久性が向上します。ペイントでワンポイントを加えても素敵です。
セメント製のプランターは無骨でおしゃれな印象を与え、シンプルながらも存在感があります。多肉植物や観葉植物と相性が良く、モダンなインテリアにおすすめです。
4. 鉢カバーとしてのバスケットや布製のアイデア
既製品の鉢をおしゃれにアレンジするために、バスケットや布を使ったカバーをDIYしてみましょう。鉢を直接プランターにするのではなく、あえて鉢カバーを施すことで、季節やインテリアに合わせて気軽に変えることができます。
必要な材料と道具
- 使わなくなったバスケットや布製バッグ
- ハサミ、裁縫道具(必要に応じて)
- 防水加工剤
作り方
- サイズ調整: 鉢に合わせてバスケットや布製バッグをカットし、鉢がぴったり収まるように調整します。
- 防水加工: 鉢カバーとして使用するためには、防水加工を施しておくと安心です。市販の防水スプレーを使用すると簡単にできます。
- デコレーション: お好みで布の柄や色を活かし、リボンやタッセルを取り付けると、インテリアとしてのアクセントになります。
バスケットや布製の鉢カバーは、ナチュラルで柔らかな印象を与えてくれます。鉢カバーだけでなく、収納アイテムとしても活用できるのが魅力です。
5. 壊れた家具や不要な木材を活用したリメイクプランター
DIYの魅力の一つは、古くなった家具や不要になった木材を再利用することです。環境にも優しく、お財布にも優しいリメイク方法で、プランターを作ってみましょう。例えば、古い引き出しやベッドフレームの一部などを使うと、ユニークで存在感のあるプランターが出来上がります。
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必要な材料と道具
- 壊れた家具の一部(引き出し、棚板、椅子の座面など)
- ドライバー、サンドペーパー、ノコギリ
- 防水加工剤やペイント
- 植物用のプラスチックトレー(内側に置くことで土や水の漏れを防ぎます)
作り方
- リメイク素材の選定: 家具の引き出しや棚板など、再利用できそうな部分を選びます。サイズや形状によってプランターとしてのデザインが変わるので、どんな植物を植えたいかも考慮しておきましょう。
- 不要部分の取り外し: ノコギリやドライバーを使い、家具から必要なパーツだけを切り出します。引き出しをそのまま使う場合は、底に水抜き穴を開けるのもおすすめです。
- サンディングとペイント: 表面を滑らかにサンディングし、お好みのカラーにペイントします。アンティーク風にするためには、わざとペイントを剥がすような加工をするとおしゃれです。
- 仕上げ: 内側にプラスチックトレーを置くと、家具が痛むのを防ぐことができます。防水加工剤を使えば屋外にも設置可能です。
リメイクプランターは、使い古された風合いや、独特のデザインが魅力です。小さな花やハーブを植えて、ちょっとしたアートのような空間を楽しめるでしょう。
6. パレットを使った大型プランター
木製のパレットは、ガーデニング初心者から上級者まで活用できるDIY素材です。パレットをそのまま使って、立体的なプランターを作ることができ、狭いスペースにも効率的に設置可能です。また、植物の配置を工夫することで、視覚的な効果も楽しむことができます。
必要な材料と道具
- 木製のパレット
- サンドペーパー、ノコギリ、ドリル
- 防腐剤やペイント
- 植物用の土袋やフェルト布(ポケットのようにして土を入れる部分を作る)
作り方
- パレットの清掃とサンディング: 中古のパレットを使う場合、汚れを落とし、表面をサンディングして滑らかにします。ささくれが多いと危険なので、しっかり仕上げておきましょう。
- 植物を植えるポケットの設置: パレットの隙間にフェルト布や土袋を取り付け、植物を植えるポケットを作ります。この方法で、土が漏れずにしっかり保持されます。
- 防水加工と仕上げ: 必要に応じて防腐剤やペイントを塗布し、屋外に設置しても耐久性があるようにしましょう。
パレットプランターは、特にハーブや観葉植物との相性が良く、壁に立てかけるだけでおしゃれなガーデンインテリアに。スペースを有効活用したガーデニングに挑戦したい方におすすめです。
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7. ブリキ缶を活用したヴィンテージ風プランター
ブリキ缶は、その独特なヴィンテージ風の外観から、ガーデニングアイテムとして人気があります。缶の種類や形状によって、さまざまな植物を栽培できるため、ガーデンのアクセントとしてぴったりです。ブリキの錆びた風合いが自然な雰囲気を引き立てます。
必要な材料と道具
- ブリキ缶(紅茶缶やオリーブオイル缶など)
- ドリルまたは釘(底に水抜き穴を開けるため)
- 錆び防止のクリアコーティングスプレー
作り方
- 水抜き穴を開ける: ブリキ缶の底に数カ所の水抜き穴を開けます。釘で穴を開ける場合は、適度な間隔を空けることがポイントです。
- クリアコーティング: 缶の外側には錆び防止のクリアコーティングを施します。自然な風合いを保ちながらも、長持ちさせることができます。
- デコレーション: あえてペイントやデザインを加えることで、より一層個性的なヴィンテージプランターに仕上げられます。
ブリキ缶プランターは、室内外問わず使用でき、ハーブや花を植えて手軽に楽しむことができます。小さなブリキ缶を並べて、統一感のあるアレンジにするのも素敵です。
8. コンクリートブロックを使ったモダンなプランター
DIYでのガーデニングにおいて、コンクリートブロックは非常に便利な素材です。重さがあるため安定性が高く、庭やバルコニーに配置するだけでしっかりと固定されます。また、ブロックの形を活かして立体的な配置を作ることができ、シンプルながらもモダンなデザインのプランターに仕上がります。
必要な材料と道具
- コンクリートブロック(サイズや形はお好みで)
- 土や植物を入れるポット
- ペイントやスプレー(オプション)
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作り方
- 配置の決定: コンクリートブロックをどのように積み重ねるか、あらかじめ配置を考えます。水平に並べたり、縦に積み上げたりすることで異なるデザインを楽しめます。
- 土や植物の設置: 各ブロックの空間にポットを入れて植物を植えます。多肉植物や観葉植物が合いますが、ハーブや小さな花を植えても良いでしょう。
- ペイントでアレンジ: コンクリートの無機質な質感に、少し色を加えるためにペイントを施すことも可能です。グレーや白、黒などシンプルな色を使えば、モダンなインテリアとしても映えます。
コンクリートブロックプランターは、庭やバルコニーにモダンな雰囲気を演出するだけでなく、植物の配置を自由に変えることができるのも大きな利点です。異なる高さや角度で配置することで、立体感が増し、他にはないユニークなガーデニングスペースが出来上がります。
9. DIYプランターラックで高さを活かしたレイアウト
狭いスペースでも効果的に植物を配置するためには、高さを活かしたプランターラックを使うのがおすすめです。自分でラックを作成することで、設置する場所にぴったりフィットさせることができ、見栄えもよくなります。また、植物ごとに高さや日当たりの条件に合わせて配置できるため、植物の成長にも良い影響を与えます。
必要な材料と道具
- 木材(棚板として使用)
- ノコギリ、ドリル、ビス
- 防水加工剤(屋外で使用する場合は必須)
- ペイントやデコレーション用の小物(オプション)
作り方
- ラックの設計: 設置する場所の高さや幅に合わせて、ラックの段数や大きさを設計します。例えば、背の高い植物と低い植物をバランス良く配置できるようにすると良いでしょう。
- 組み立て: 木材をカットし、ドリルとビスを使って棚を固定していきます。安定感を増すため、必ず水平を確認しながら組み立てることがポイントです。
- ペイントと防水加工: 最後に、ペイントや防水加工を施して仕上げます。屋外で使用する場合は、防水加工が耐久性を高めます。
DIYプランターラックを使えば、縦に植物を並べることができ、省スペースでたくさんの植物を楽しめます。特に、バルコニーや狭い庭でも、効率的な配置が可能になり、見た目にも華やかです。
10. リサイクルガラス瓶で作る小さなハンギングプランター
リサイクルしたガラス瓶は、エコでおしゃれなプランターとして活用できます。特に小さな植物やエアープランツを飾るのにぴったりで、吊り下げることでインテリアのアクセントにもなります。透明なガラス瓶に植物を入れると、光が瓶を通して植物に当たり、幻想的な雰囲気が演出されます。
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必要な材料と道具
- ガラス瓶(ジャム瓶やソース瓶など)
- ワイヤーまたは麻紐
- ハサミ、ペンチ
- 小石や軽い土(エアープランツ用の場合は不要)
作り方
- 瓶の洗浄と準備: 使用するガラス瓶をきれいに洗浄し、ラベルや残りの接着剤を取り除きます。クリアな状態にすると植物が映えます。
- ワイヤーまたは麻紐での吊り下げ部分を作成: 瓶の口にワイヤーを巻き付けてフックを作り、吊り下げられるようにします。麻紐を使ってナチュラルな雰囲気にするのも素敵です。
- 植物のセットアップ: 瓶の底に小石を敷き、その上に軽い土や水苔を入れて植物を配置します。エアープランツの場合は水を必要としないため、そのまま瓶に入れても大丈夫です。
リサイクルガラス瓶で作るハンギングプランターは、窓際や壁に吊るして飾ることで、空間に立体感を与えることができます。軽い印象を持ちながらもエコでおしゃれなディスプレイが完成します。
11. シューズラックを使った簡単なガーデニングステーション
玄関やバルコニーでシューズラックを使って、小さなガーデニングスペースを作りましょう。シューズラックは、元々小さな物を置くための棚なので、鉢植えやプランターを並べるのにぴったりな構造です。縦に並べられるため、限られたスペースでも複数の植物を育てることができます。
必要な材料と道具
- シューズラック(使用していないものや安価なもので十分です)
- 防水シートやトレイ(鉢からの水漏れを防ぐため)
- 小さなプランターや鉢
作り方
- ラックの配置と準備: シューズラックを置く場所を決め、防水シートやトレイを敷いて鉢植えからの水漏れを防ぎます。
- 鉢やプランターの設置: 各段に鉢やプランターを置きます。下段には日陰が好みの植物を配置し、上段には日当たりが必要な植物を配置すると効率的です。
- デコレーション: お好みで小さなガーデンツールや装飾を加えると、より一層ガーデニングスペースとしての雰囲気が出ます。
シューズラックプランターは、家庭で簡単にガーデニングステーションを設置できるアイデアです。場所を取らず、コンパクトで手軽に植物を育てられるため、マンションのベランダにもぴったりです。
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12. ココナッツシェルを使った自然派プランター
ココナッツシェル(ココナッツの殻)は、自然素材を活かしたプランターとして活用できます。小型で軽量なので、吊り下げプランターとしても人気があります。特に、多肉植物やエアープランツと相性が良く、エコでユニークな見た目が魅力です。
必要な材料と道具
- ココナッツシェル(中身を取り除いたもの)
- ドリルまたは釘(吊り下げ用の穴を開けるため)
- ワイヤーや麻紐
- 小石と土
作り方
- ココナッツシェルの準備: ココナッツシェルの中身をきれいに取り除き、内側を洗浄して乾かします。
- 吊り下げ用の穴を開ける: シェルの上部に、ワイヤーや麻紐を通すための小さな穴をドリルまたは釘で開けます。
- 植物の配置: 小石を敷き、その上に軽い土を入れて植物を植えます。エアープランツの場合は土が不要なので、そのまま配置するだけでOKです。
ココナッツシェルプランターは、自然素材ならではの風合いが魅力で、ナチュラルなインテリアやエコロジカルな雰囲気にぴったりです。吊り下げて楽しむことで、他にはないおしゃれな空間が演出できます。
13. かごを利用したアレンジプランター
自然素材のかごを利用することで、手軽にナチュラルなプランターを作成できます。かごのデザインや形状を変えることで、柔らかで暖かみのある雰囲気を演出できます。特に屋内で使うプランターカバーとして、インテリアに溶け込みやすいです。
必要な材料と道具
- かご(竹かごやラタンなど)
- プラスチックトレー(かごの内側に敷く用)
- 小石と土
- お好みの植物
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作り方
- プラスチックトレーの配置: かごの内側にプラスチックトレーを置き、直接かごが湿気で傷まないように保護します。
- 土と植物の配置: トレーの上に小石を敷き、その上に土を入れて植物を植えます。多肉植物や小さな観葉植物を組み合わせると、かわいらしい印象になります。
- 仕上げ: お好みで、かごの外側にリボンやデコレーションを加え、インテリアの一部として仕上げましょう。
かごを使ったプランターは、ナチュラルで温かみのある雰囲気が特徴です。リビングや玄関に置くことで、室内に自然の癒しを取り入れることができ、植物の成長も楽しむことができます。
さぁDIYの準備を始めましょう。