庭に花壇やプランターを作ることは、手軽に始められるDIYの一つで、四季折々の花や植物を楽しむことができます。年齢を重ねると、庭いじりをする時間や余裕ができて、植物を育てたり花を眺めたりすることが大きな楽しみになることが多いです。今回は、そんな方に向けて、庭を彩るための花壇とプランターの作り方やポイント、植物選びのコツを分かりやすく解説します。
1. 花壇作りの基本
まず、花壇を作るためには、いくつかの準備と基礎知識が必要です。DIYで花壇を作る場合でも、しっかりと準備することで、植物が元気に育つ花壇を作ることができます。以下の手順に沿って進めていきましょう。
1-1. 場所選び
花壇を作る場所選びは非常に重要です。植物は日光が必要なものが多いため、日当たりの良い場所を選ぶと育てやすくなります。ただし、植物によっては直射日光が苦手なものもあるため、育てたい植物に合わせた日当たり具合を考慮しましょう。
また、風通しも重要です。風通しが悪いと病害虫が発生しやすくなるため、風が適度に通る場所を選びます。風が強すぎる場所も避けた方が良いですが、風が全く通らない場所も避けるのが理想です。
1-2. 土作り
次に、土作りです。植物が元気に育つためには、良質な土が必要不可欠です。通常の土に加えて、有機肥料や堆肥を混ぜ込むことで栄養を与え、排水性も良くなります。特に水はけの悪い場所の場合、砂を混ぜて排水性を高めましょう。
また、雑草が生えやすい場所には、防草シートを敷くと良いです。これにより、雑草対策がしやすくなり、管理が楽になります。しっかりとした土台作りをすることで、植物が病気にかかりにくくなるため、じっくりと時間をかけて行いましょう。
1-3. デザインを考える
花壇のデザインも楽しみの一つです。シンプルな四角形の花壇から、曲線を活かした形まで、庭の雰囲気に合わせたデザインを考えてみましょう。高さを出すためにレンガや石を使った花壇もおすすめです。これにより、立体感が出て、庭全体の印象が引き締まります。
デザインを考える際には、植える植物の色や背丈も考慮しましょう。背が高い植物は後ろに、低い植物は手前に配置することで、見栄えが良くなります。
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2. 初心者向けのおすすめ植物
花壇やプランターで育てる植物は種類が豊富ですが、初心者には育てやすい植物がおすすめです。以下は、比較的手間がかからず、花壇やプランターにも適した植物です。
2-1. 四季咲きの花
四季を通じて咲く花を植えると、季節ごとに新しい花を楽しむことができます。たとえば、パンジーやビオラは冬から春にかけて、サルビアやマリーゴールドは夏から秋にかけて花を咲かせます。四季咲きの花を選ぶことで、いつでも彩り豊かな花壇が完成します。
2-2. 多年草と一年草の使い分け
花壇やプランターに植える植物は、大きく分けて「多年草」と「一年草」に分かれます。一年草は、春や夏の季節に一度咲いた後に枯れてしまう植物ですが、その分、色鮮やかで華やかな花を咲かせます。一方、多年草は数年にわたって咲き続けるため、植え替えの手間が少なく済みます。
多年草の代表的な例としては、ラベンダーやアイリスがあります。これらは比較的手間がかからず、毎年花を咲かせてくれるため、初めての方にもおすすめです。一年草と多年草を組み合わせることで、花壇に変化をもたらし、長く楽しめるようになります。
3. プランターで楽しむポイント
プランターは、庭にスペースがなくても花を楽しむことができる便利なアイテムです。また、移動がしやすいため、季節や植物の成長に応じて配置を変えることも可能です。ここでは、プランターを使ったガーデニングのポイントを紹介します。
3-1. プランターの選び方
プランターは素材や形状、サイズがさまざまです。プラスチック製の軽いものから、陶器製や木製の重厚なものまで、庭やベランダの雰囲気に合わせて選びましょう。また、サイズも重要です。植物の根が十分に広がれるような大きさのプランターを選ぶと、植物が元気に育ちます。
特に大型の植物を育てたい場合や、根が広がりやすい植物を育てる場合は、深めのプランターを選ぶのがポイントです。小さいプランターでは根が詰まりやすくなり、植物が十分に育たないことがありますので注意が必要です。
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3-2. 鉢底石を使う
プランターで植物を育てる際には、鉢底石を入れることをおすすめします。鉢底石を使うことで、余分な水が底から排水されやすくなり、根腐れを防ぐ効果があります。また、鉢底石の上に不織布を敷くと、土が流れ出るのを防ぐことができ、プランターの中が清潔に保たれます。
3-3. 土の選び方と水やりのコツ
プランターで育てる場合、土の選び方も非常に重要です。市販の「培養土」を使うと、初心者でも簡単に栄養のある土を準備できます。培養土には、あらかじめ肥料が混ぜ込まれているものが多く、植物が育ちやすい環境が整っています。また、鉢底石を入れている場合でも、プランターに適した水はけの良い土を選ぶと植物がさらに元気に育ちます。
水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。水を少しずつ頻繁にあげると、根が浅くなり、乾燥や病害虫に弱くなるため注意が必要です。季節によって水やりの頻度は異なりますが、特に夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に水をあげると、植物に負担がかかりません。
3-4. 鉢の配置と光の管理
プランターは移動ができるため、季節や日当たりに応じて配置を工夫することができます。日当たりが必要な植物は南向きに、半日陰を好む植物は東や西向きの場所に配置するなど、植物ごとに最適な光環境を整えることで、元気に育ちます。
また、夏の強い日差しを避けるために、日よけを活用するのも良い方法です。特に直射日光が強い時期には、植物が弱ってしまうこともあるため、必要に応じて日陰を作ってあげましょう。
4. 季節ごとの花壇とプランターの楽しみ方
季節ごとに咲く花を楽しむことで、1年を通じて庭に変化が生まれます。春には色とりどりの花、夏には涼しげな葉物、秋には紅葉や実もの、冬には耐寒性のある植物を選ぶと、四季折々の風景を作り出すことができます。ここでは、季節ごとにおすすめの植物と楽しみ方をご紹介します。
4-1. 春の花壇とプランター
春は、ガーデニングに最も適した季節の一つです。春になると気温も穏やかになり、植物が活発に成長する時期です。チューリップやスイセン、ビオラなどの色とりどりの花を植えると、明るく華やかな花壇が完成します。
春には、桜草やアネモネといった小さめの花をプランターに植えるのもおすすめです。プランターの中で群生させることで、ボリューム感が出て、テラスや玄関先を明るく彩ります。また、ハーブのバジルやパセリなども春から育て始めると、料理にも使えるため楽しみが広がります。
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4-2. 夏の花壇とプランター
夏は、暑さに強い植物を選ぶのがポイントです。マリーゴールドやジニア、サルビアなどの夏の花は、太陽の光がたっぷり当たる場所でも元気に育ちます。これらの植物は色が鮮やかで、夏らしい明るい雰囲気を演出してくれます。
また、プランターではアイビーやペチュニアなどの暑さに強い植物を選ぶと良いでしょう。アイビーは日陰でも育ちやすく、涼しげな葉を楽しむことができます。さらに、シソやミントなどのハーブ類は、暑い夏でも元気に育ち、香りも楽しめます。
夏は水やりが重要ですが、日中の暑い時間帯を避け、朝か夕方にたっぷりと水を与えることで植物への負担を軽減しましょう。
4-3. 秋の花壇とプランター
秋は、紅葉が楽しめる季節です。庭やプランターで楽しめる紅葉の植物には、コリウスやモミジ、カエデなどがあります。また、コスモスやケイトウといった秋の花も人気です。これらの植物は、秋の落ち着いた色合いと相性が良く、庭に温かみを与えてくれます。
プランターでは、パンジーやビオラを秋に植えておくと、寒い冬に向けて色を楽しむことができます。さらに、秋はチューリップやヒヤシンスの球根を植える時期でもあります。春に向けて球根を植えることで、次の年の春に再び花を楽しむことができます。
4-4. 冬の花壇とプランター
冬は植物が休眠する時期ですが、耐寒性のある植物を選ぶことで冬の庭も彩ることができます。シクラメンやプリムラ、ビオラなどの冬に強い花は、寒さの中でも元気に咲き、華やかさを保ってくれます。特にビオラは寒さに強く、霜が降りても美しい花を楽しめるため、冬のガーデニングにぴったりです。
プランターでも、冬に耐えられる植物を選びましょう。ハボタンやガーデンシクラメンなど、寒さに強い植物を取り入れることで、冬の景色にも彩りが生まれます。さらに、冬のプランターは雪や霜から守るために軒下などに置くと良いです。
5. DIYでの飾り付けアイディア
庭やプランターをより一層魅力的にするために、ちょっとした飾り付けを加えるのもおすすめです。ガーデンピックや石、オーナメントを使うことで、オリジナリティのある空間を作ることができます。
5-1. ガーデンピックでアクセントを
ガーデンピックは、植物の間に差し込むだけで簡単にアクセントを加えられるアイテムです。風車や小鳥の形をしたピック、メッセージ入りのピックなど、様々なデザインがあります。ピックは季節ごとに変えると、季節感を演出することができます。
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5-2. 天然石や砂利で彩りを添える
花壇の土の表面に天然石や砂利を敷くと、見た目が美しくなり、さらに雑草が生えにくくなる効果もあります。色とりどりの石や白砂利などを使ってデザインを工夫すると、まるで公園のような美しい花壇に仕上がります。また、石の間に小さな植物を配置することで、立体感が出ておしゃれな雰囲気になります。
5-3. プランターの装飾
プランターも飾り付けを工夫することで、個性的な空間を作ることができます。たとえば、プランターの外側に麻布やリボンを巻いたり、絵の具でペイントしたりすることで、雰囲気ががらりと変わります。手軽な飾り付けですが、庭の雰囲気がより華やかになります。
さらに、小さなオーナメントをプランターの中に配置すると、まるで小さな庭が広がっているような可愛らしい空間ができます。冬にはミニチュアのサンタクロースやスノーマンを置くなど、季節に合わせて楽しめます。
5-4. DIYで簡単に作れるガーデンオーナメント
自分で作るDIYオーナメントも、庭を彩る素敵なアイディアです。例えば、石や木片を使って手作りのオーナメントを作ることができます。自然素材を使うと、庭の景色に溶け込みやすく、ナチュラルな雰囲気が生まれます。
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ペイントストーン:大きな石にアクリル絵の具で花や蝶などの絵を描くと、可愛らしいオーナメントに早変わりします。石に防水スプレーをかけることで、雨にも耐えられるようにするのがポイントです。ペイントする絵柄も自由自在で、季節ごとに変える楽しみもあります。
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木製オーナメント:小さな木片にペイントを施し、紐で吊るせるようにすると、簡単にガーデンオーナメントが完成します。木製のプレートに「Welcome」や「Garden」などの文字を書き込むと、訪れる人にも喜ばれるでしょう。
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リサイクル素材を使った飾り:ペットボトルのキャップや古いカップを利用して、ガーデン風鈴や装飾品を作るのもおすすめです。カラフルなキャップを組み合わせることで、個性的な飾りが完成します。風に揺れるたびに軽やかな音を立てるため、庭に心地よいアクセントが加わります。
5-5. 夜も楽しめるライトアップ
庭を夜も楽しむために、ソーラーライトやLEDライトを取り入れてみましょう。ソーラーライトは昼間に太陽光を充電し、夜になると自動で点灯するため、手間がかからずにライトアップが可能です。
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足元を照らすライト:花壇や通路沿いに低めのライトを設置することで、夜間でも安全に歩くことができます。ライトがあると夜の庭に立体感が生まれ、幻想的な雰囲気になります。
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プランターのライトアップ:プランターの中にミニサイズのライトを忍ばせると、植物を下から照らすことができ、夜の庭が一層ドラマチックに見えます。特に、葉の形や花の色がライトに映えるように配置することで、昼とはまた違った魅力を楽しめます。
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フェアリーライトの活用:細いワイヤー状のフェアリーライトを木やプランターに巻きつけると、優しい光が庭を包みます。フェアリーライトは華奢なデザインのため、昼間は目立たず、夜になるとふわっと浮かび上がるように点灯し、幻想的な空間が広がります。
6. 初心者向けの育てやすい植物リスト
花壇やプランターにどんな植物を植えるか迷うこともあるでしょう。特に初めての方には、育てやすく管理が簡単な植物を選ぶのがおすすめです。ここでは、初心者でも比較的失敗しにくい植物をいくつかご紹介します。
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6-1. 四季を通して楽しめる多年草
多年草は一度植えると数年にわたり楽しむことができ、植え替えの手間が少なくて済むため、初心者に向いています。
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ラベンダー:香りが良く、比較的乾燥に強い植物です。花壇やプランターの縁に植えると、紫色の小さな花が綺麗に映えます。耐寒性もあるため、寒い地域でも育てやすいのが魅力です。
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アイリス:華やかな花が特徴のアイリスは、植え替え不要で毎年花を咲かせます。湿気に強いため、少々の水はけの悪さにも耐えることができ、丈夫な植物です。
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オリズルラン:葉が長く垂れ下がり、プランターでの栽培に向いています。日陰でも育ちやすく、耐寒性もあるため、初心者にはおすすめです。
6-2. 季節の彩りを楽しむ一年草
一年草は、成長が早く色鮮やかな花を咲かせるものが多く、季節ごとに植え替えを楽しむことができます。
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マリーゴールド:育てやすく、夏の花壇には最適です。鮮やかな黄色やオレンジの花が庭を明るく彩ります。虫よけ効果もあるため、他の植物と一緒に植えるのもおすすめです。
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パンジー:冬から春にかけての花壇やプランターでよく見かけるパンジーは、寒さに強く、育てやすい花です。色も豊富で、庭に変化をもたらします。
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ジニア:日当たりの良い場所で育ち、夏から秋にかけて次々と花を咲かせます。乾燥にも強く、手間がかからないため、初心者でも育てやすい植物です。
6-3. プランターで育てやすいハーブ
ハーブは、花壇やプランターで気軽に育てられる植物で、食用としても利用できるため、育てる楽しみが増えます。
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バジル:料理に使いやすく、春から夏にかけて旺盛に成長します。プランターでもよく育ち、収穫も簡単です。
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ミント:繁殖力が強く、プランターで育てるのに適しています。爽やかな香りが特徴で、紅茶やデザートに加えて楽しむことができます。
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ローズマリー:耐寒性と耐暑性があり、丈夫なハーブです。香りが強く、肉料理やスープに使えるため、日々の生活に役立ちます。
7. 花壇やプランターの手入れの基本
花壇やプランターの植物を長く元気に育てるためには、定期的な手入れが欠かせません。手入れといっても難しいことはなく、少しずつ慣れていくと楽しくなります。ここでは、基本的な手入れ方法について解説します。
7-1. 水やりのポイント
水やりは、植物を育てるうえで最も重要な作業です。植物が必要とする水の量は季節や気温によって異なりますので、気をつけて観察しましょう。
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土の乾き具合を確認:水やりのタイミングは、土の表面が乾いたらです。土の中に指を差し込んでみて、乾いている場合は水を与えましょう。
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時間帯に注意:夏は朝か夕方、冬は昼間に水やりを行うと良いです。特に夏の強い日差しの中で水やりをすると、植物に負担がかかりやすく、根が傷んでしまうこともあります。
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水の量:植物の根がしっかりと水分を吸収できるよう、たっぷりと与えましょう。ただし、過度な水やりは根腐れの原因となるため、特にプランターでは排水性を確認することが大切です。
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7-2. 定期的な剪定
植物の形を整え、元気に成長させるためには剪定(せんてい)が必要です。剪定をすることで、新しい芽が出やすくなり、花の数も増える効果があります。
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枯れた葉や花を取り除く:咲き終わった花や枯れた葉はこまめに取り除きましょう。これにより、見た目が美しくなるだけでなく、病気の発生も予防できます。
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伸びすぎた枝のカット:植物によっては、枝が伸びすぎて形が乱れることがあります。こうした場合は、元気な枝を残しつつ、全体のバランスを見てカットしていきます。特にプランターでは、定期的に剪定することで、植物が密集しすぎるのを防ぎます。
7-3. 施肥(せひ)のタイミング
肥料を与えることで、植物に必要な栄養を補い、元気に成長させることができます。特に花や実を楽しむ植物には、適度な肥料が必要です。
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成長期に施肥:春から夏にかけての成長期に肥料を与えると効果的です。液体肥料は水やりの際に一緒に与えることができ、使い方が簡単です。
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緩効性肥料の活用:ゆっくりと効果が出る緩効性の肥料は、花壇やプランターにまくだけで数週間〜数ヶ月にわたって効果が持続します。忙しい方には、手間が少なくて便利です。
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肥料の量に注意:肥料は多すぎても植物にとっては負担となり、肥料焼けの原因になります。パッケージに記載された量を守り、少量ずつ与えることを心がけましょう。
8. ガーデニングの楽しみを深める工夫
ガーデニングは、ただ花を育てるだけでなく、自然との触れ合いや新しい発見が日々の生活に喜びをもたらします。さらに楽しむための工夫を取り入れると、ガーデニングがますます充実したものになります。
8-1. 成長記録をつける
植物の成長記録をつけることで、ガーデニングの楽しみが増します。写真を撮ったり、日記をつけたりして、どの植物がいつ成長したか、どのくらいの頻度で水やりや肥料を与えたかなどを記録しておくと、次回のガーデニングにも役立ちます。
成長記録をつけると、開花の時期や葉の変化など、植物の成長を見守る楽しみが増し、庭の植物一つ一つに愛着が湧きます。
8-2. 季節ごとの模様替え
季節ごとに植物を植え替えたり、デコレーションを変えたりして、庭やプランターを模様替えするのもおすすめです。春には明るい花、夏には涼しげな植物、秋には紅葉、冬にはクリスマスの飾りつけなど、季節感を大切にすると庭全体の雰囲気が変わり、訪れるたびに新鮮な気持ちで楽しめます。
例えば、春にはチューリップやパンジーをメインにし、夏にはペチュニアや朝顔、秋にはコスモスや紅葉の植物、冬にはビオラやシクラメンなど、季節に合わせて配置する植物を工夫することで、季節ごとの景色が完成します。
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8-3. 植物に名前をつける
植物に名前をつけることで、さらに愛着を持って育てることができます。自分で名前を考えたり、家族と一緒に名前を決めたりすることで、庭の植物が「家族の一員」のように感じられるようになります。
例えば、見た目に合わせた名前や、花の色をイメージした名前をつけると覚えやすく、毎日成長を確認するのが楽しくなります。また、名札を立てておくことで、訪れた人にも植物の名前を知ってもらうことができ、ガーデニングの話題が広がります。
8-4. 鳥や蝶が訪れる庭づくり
ガーデニングの楽しみの一つに、庭に訪れる鳥や蝶を観察することがあります。特に、花や果実を好む蝶やハチ、また小鳥がやってくると、自然と共に過ごしているような感覚が楽しめます。
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鳥が好む実のなる植物:ヒマワリやナンテンなど、実をつける植物を植えると鳥が集まりやすくなります。秋には実をつけた植物が庭に彩りを添えるだけでなく、餌を求めて小鳥たちが訪れるようになります。
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蝶が好む花:ラベンダーやタイム、マリーゴールドなどの香りのある花は、蝶やハチが集まる植物としても知られています。特にラベンダーは香りが豊かで、蝶が寄りやすいため、庭に自然なアクセントを加えてくれます。
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バードフィーダーやバードバス:バードフィーダー(鳥の餌台)やバードバス(鳥の水飲み場)を設置するのもおすすめです。特にバードバスは、水を求めて鳥が集まるため、季節を問わず庭を賑やかにしてくれます。観察する楽しみが増えるため、家族で鳥や蝶の観察をする良い機会になります。
9. ガーデニングの心の癒し効果
ガーデニングには、心を癒す効果があるとされています。植物を育て、日々の成長を見守ることで、心が穏やかになり、リラックスできる時間が増えます。特に高齢になると、自然と触れ合う時間が健康にも良い影響を与えると言われています。
9-1. 植物と触れ合う時間の大切さ
植物と向き合う時間は、日常の忙しさやストレスを忘れるひとときです。毎朝庭に出て植物に水をあげたり、枯れた葉を取り除いたりする時間は、心が落ち着く瞬間となります。植物の世話を通じて「今この瞬間」に集中できるため、自然と気持ちがリフレッシュされます。
また、植物の成長を感じながら、自分のペースで手入れができるため、日々の生活に小さな楽しみが増えていきます。季節の移り変わりを感じながら、植物と共に時間を過ごすことができるのも、ガーデニングの魅力です。
9-2. 色彩の持つ癒しの効果
花の色彩も、心に良い影響を与えると言われています。色にはそれぞれ心理的な効果があり、庭に植える花の色を考えることで、リラックス効果を得ることができます。
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青や紫の花:ラベンダーやブルーデイジーなどの青や紫の花は、心を落ち着かせる効果があります。特に、暑い夏には涼しげな印象を与えてくれるため、リラックス効果が高まります。
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黄色やオレンジの花:マリーゴールドやヒマワリなどの明るい色の花は、気持ちを明るくし、元気をもらえる効果があります。庭全体が明るくなるため、元気が欲しいときには黄色やオレンジの花を取り入れてみましょう。
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白い花:白い花は、清潔感があり、心を穏やかにしてくれる効果があります。特に、夜のライトアップで白い花が浮かび上がると、幻想的な雰囲気が楽しめます。
このように、色彩を意識しながら植物を選ぶことで、庭全体の雰囲気を整えることができ、心の癒し効果も期待できます。
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9-3. 香りがもたらすリラックス効果
庭に香りのある植物を取り入れることで、さらに癒しの効果が高まります。香りは心に直接働きかけ、気分を落ち着かせたり、気持ちをリフレッシュさせたりする効果があるとされています。
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ラベンダー:ラベンダーの香りにはリラックス効果があり、安眠を促す効果も期待できます。庭に植えておくと、風に揺れるたびにほのかに香り、自然なアロマテラピーのような効果が楽しめます。
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ローズマリー:爽やかな香りが特徴のローズマリーは、気分をリフレッシュさせ、集中力を高める効果があるとされています。料理にも使えるため、実用性もあり、ガーデニング初心者にもおすすめです。
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ミント:爽快な香りのミントは、気分転換に最適です。鉢に植えておけば、手軽に香りを楽しむことができ、疲れたときにミントの葉を軽く摘んで香りをかぐとリフレッシュできます。
9-4. 育てた植物を生活に取り入れる楽しみ
ガーデニングの魅力は、育てた植物をただ眺めるだけでなく、日常生活に取り入れられる点にもあります。例えば、収穫したハーブを料理に使ったり、花をカットして室内に飾ったりと、育てる喜びと活用する楽しみが増えることで、生活が豊かになります。
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ハーブを料理に活用:バジルやタイム、パセリなどのハーブは、料理に添えることで香りが増し、食事の時間が楽しくなります。育てたハーブを摘んで料理に使うと、ガーデニングの成果を味わうことができ、食事の満足感も増すでしょう。
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花を生け花やドライフラワーに:咲いた花をカットして花瓶に飾ると、室内でもガーデニングの楽しさを感じられます。また、ドライフラワーにして保存することで、長く楽しむことができます。お気に入りの花をドライフラワーにしてリースやアレンジメントを作ると、インテリアにも彩りが加わり、自然を感じられる空間が広がります。
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庭の植物でリース作り:季節の枝や花を使ってリースを作るのも楽しいアイディアです。特にクリスマスシーズンには、ヒイラギや松ぼっくりを組み合わせたリースが季節感を感じさせ、玄関や部屋を飾る素敵なアイテムになります。
10. 初めてのガーデニングを成功させるためのコツ
最後に、ガーデニング初心者が失敗しにくくするためのポイントをまとめます。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、少しずつ経験を積んでいくことで、コツが掴めるようになります。
10-1. 少しずつ始める
ガーデニングに慣れるまでは、少ない種類の植物から始めると管理がしやすくなります。たくさんの種類を一度に植えると、水やりや手入れが大変になり、負担になってしまうこともあります。まずは育てやすい植物を数種類選び、少しずつ増やしていくと良いでしょう。
10-2. 育てる環境に合った植物を選ぶ
植物選びの際は、自分の庭やベランダの環境に合ったものを選ぶことが大切です。日当たりが良い場所には日光が好きな植物を、半日陰の場所には日陰を好む植物を選ぶことで、育てやすくなります。また、気候に合わせた植物を選ぶと失敗が少なく、季節ごとの管理も簡単になります。
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10-3. 観察を習慣にする
植物は毎日少しずつ変化していくため、日々の観察が大切です。枯れた葉や花を取り除いたり、虫がついていないかチェックすることで、病気や害虫を早めに発見できます。観察を習慣にすることで、植物の状態を知ることができ、より適切な手入れができるようになります。
ガーデニングは、始めるとどんどん楽しくなり、自分のペースで長く続けられる趣味です。植物と共に過ごす時間が増えることで、日々の生活に彩りが生まれ、心が豊かになるでしょう。ぜひ、この機会に庭やプランターでのガーデニングを始め、四季折々の自然の美しさを感じてみてください。
さぁDIYの準備を始めましょう。