皆さんこんにちは!今回は「DIYで作るおしゃれな屋外用テーブルと椅子」について、初心者でも簡単に取り組める方法をご紹介します。屋外で過ごす時間が好きな方にとって、自分で作ったテーブルや椅子で過ごすのはとても贅沢な時間ですよね。市販のものも良いですが、手作りの家具には特別な愛着が湧きます。しかも、自分で作るとサイズやデザインも思い通りにカスタマイズできます。
このブログでは、具体的な材料の選び方や道具の使い方から、実際の組み立て方法まで丁寧に解説していきます。全体的にシンプルな設計で、初心者でも失敗しにくい構造にしていますので安心してください。
1. まずは準備から
材料の選び方
まず、テーブルや椅子に使用する木材を選ぶことが重要です。屋外で使うため、耐久性のある木材を選ぶことがポイントです。おすすめの木材は「防腐加工」が施されたものです。これならば、雨や湿気に強く、長持ちします。
防腐加工された木材が手に入らない場合でも、外用の木材保護剤を使用することで同じような効果が期待できます。また、見た目にもおしゃれなものを選びたいですよね。木目が美しいスギやヒノキは見た目もよく、屋外の雰囲気にぴったりです。
必要な工具
次に必要な工具についてですが、DIY初心者の方でも揃えやすい基本的なものばかりです。
- ノコギリ(電動丸ノコがあればなお簡単)
- 電動ドリル
- ねじ(ステンレス製が錆びにくいのでおすすめ)
- メジャー
- サンドペーパー(仕上げ用)
- 木材保護剤
- ペンキやニス(お好みで)
これらはホームセンターやネット通販で簡単に手に入れることができます。特に電動ドリルや電動丸ノコは、作業を効率化するのでぜひ用意しておきたいアイテムです。
デザインを決める
次にデザインを決めます。初心者の方には、シンプルで直線が多いデザインがおすすめです。複雑な曲線や細かい装飾が多いと、手間がかかってしまうだけでなく、完成度が下がる可能性もあります。
例えば、テーブルの天板は四角形や長方形、椅子の座面も同じくシンプルな形にすることで、作業が楽になります。デザインを決める際には、屋外のスペースに合ったサイズも考慮してください。狭い庭やベランダならコンパクトなデザイン、広い庭なら大きめのテーブルと椅子が良いでしょう。
[男のガレージ&工房-DIYシリーズ-学研ムック-ドゥーパ!編集部-ebook]
DIYで家をリフレッシュ 50歳からの自宅メンテナンスのコツ
2. 実際に作業を始めましょう
木材のカット
デザインが決まったら、まずは木材をカットします。カットする際は、正確な寸法を測ってからカットすることが大切です。メジャーでしっかり測って、誤差が出ないように注意しましょう。電動丸ノコを使う場合は、木材が動かないようにしっかり固定してからカットするのがポイントです。
カットが終わったら、切断面をサンドペーパーで滑らかにします。この作業を丁寧に行うことで、後々の組み立てが楽になりますし、見た目も美しく仕上がります。
組み立て
次は組み立てです。まずはテーブルから始めると良いでしょう。天板の木材を並べ、裏側に補強用の木材を取り付けていきます。このとき、木材をしっかり固定するために電動ドリルを使ってねじを打ち込みます。
ポイントは、ねじを斜めに打ち込むことです。斜めに打つことで、ねじが抜けにくくなり、強度が増します。また、ねじを打ち込む位置をあらかじめ鉛筆などで印をつけておくと、均等に配置できるので仕上がりが綺麗になります。
次に脚を取り付けます。脚はテーブルの四隅に取り付けるのが一般的ですが、脚を中央寄りに取り付けるとデザインに変化を持たせることもできます。このとき、脚の角度を調整することで、スタイリッシュな雰囲気を出すことができます。
次に椅子の組み立てに取りかかりましょう。椅子はテーブルに比べてやや複雑ですが、基本的な作り方は同じです。まず、座面部分を作り、それに脚を取り付けていきます。座面の大きさは、座りやすさを考慮して決めましょう。あまり小さいと座り心地が悪く、逆に大きすぎると場所を取りすぎてしまうため、程よいサイズ感が重要です。
座面の組み立て
座面部分は複数の木材を並べて作ることが多いです。木材を並べたら、テーブルと同じように裏側に補強材を取り付けます。補強材は木材がずれないようにする役割を持っていますので、しっかりと固定しましょう。
ここでもポイントは、ねじを斜めに打ち込むことです。特に椅子は人が座るため、強度が必要です。ねじをしっかり打ち込んで、座面がしっかりと支えられるようにしましょう。
背もたれの取り付け
次に、背もたれを取り付けます。背もたれがあることで座り心地が格段に向上します。背もたれの角度は、お好みに合わせて調整できます。ゆったりとリラックスできるよう、やや後方に傾けるのがおすすめです。
背もたれを取り付ける際も、ねじを均等に打ち込んで固定しましょう。また、背もたれの高さも考慮して、座ったときに快適な位置になるように調整します。高すぎず、低すぎず、ちょうど良い高さを見つけることが大切です。
[DIYシリーズ-増補改訂版自分でできる-我が家を簡単リフォーム-Gakken-Mook]
脚の取り付け
椅子の脚もテーブル同様に四隅に取り付けます。椅子の場合は、脚の高さが重要です。座ったときに足がしっかり地面に着くように、脚の長さを調整しましょう。高さが合わないと座り心地が悪くなってしまうので、メジャーを使って正確に測りながら作業を進めてください。
脚の取り付けが終わったら、ぐらつきがないか確認しましょう。椅子が安定していないと、安全に使えないばかりか、見た目にも不安定な印象を与えてしまいます。ぐらつきがある場合は、脚の長さを微調整したり、追加の補強を行うことで安定させます。
3. 最後の仕上げ
サンドペーパーでの磨き作業
組み立てが完了したら、次は仕上げの段階に入ります。まず、全体をサンドペーパーで磨いて、表面を滑らかに整えます。この作業を丁寧に行うことで、触り心地が良くなり、見た目も美しく仕上がります。特に角の部分は念入りに磨いておくと、安心して使えるでしょう。
木材保護剤やペンキの塗装
屋外で使う家具は、風雨にさらされるため、耐久性を高めるために木材保護剤やペンキを塗って仕上げます。木材保護剤は木に浸透して、水分の侵入を防ぐ役割を果たします。これを塗ることで、木材の寿命が長くなり、屋外でも安心して使えるようになります。
お好みでペンキやニスを塗ることで、さらにデザイン性を高めることも可能です。色をつける場合は、庭やテラスの雰囲気に合わせた色合いを選ぶと、全体の調和が取れて素敵な空間になります。ナチュラルな木の風合いを残したい場合は、透明なニスを使うと良いでしょう。
ニスやペンキを塗る際のポイントとして、均一に塗ることが重要です。塗装を始める前に、ブラシやローラーを使って薄く塗ることを心がけましょう。一度に厚く塗ると、乾いたときにムラができやすく、見た目が悪くなってしまいます。特に木目を生かしたデザインを考えている場合は、薄く何度も塗り重ねることで、より自然な仕上がりになります。
塗装が乾くまでには数時間から1日ほどかかりますが、急いで次の工程に進まず、しっかりと乾かすことが大切です。乾かないうちに触ってしまうと、せっかくの塗装が台無しになってしまうこともあります。落ち着いて、時間をかけて作業を進めましょう。
防水処理も忘れずに
特に屋外で使用する場合、雨にさらされることを想定して、防水処理を施すことが大切です。木材保護剤を塗った後でも、追加で防水スプレーをかけるなどの工夫をすることで、さらに耐久性が増します。防水処理をしておけば、長期間屋外に置いても安心して使うことができるでしょう。
防水スプレーはホームセンターやネットで手軽に購入できます。スプレータイプのものを使えば、手軽に均一な防水処理が可能です。これを全体にしっかりと吹きかけておくことで、木材が水分を吸収するのを防ぎます。
[男のガレージ&工房-DIYシリーズ-学研ムック-ドゥーパ!編集部-ebook]
4. 実際に使ってみる
組み立てと仕上げが終わったら、いよいよ屋外で使ってみましょう。自分で作った家具を使う時間は、とても贅沢で満足感が得られます。庭やテラスに設置して、お茶を飲んだり、読書を楽しんだり、季節の移ろいを感じながらのんびり過ごすのも素敵です。
また、自分で作った家具を使うと、愛着もひとしおです。傷がついたり色あせたりしても、それが逆に味わい深くなり、さらに魅力的な家具に変わっていきます。長く使っていく中で、時々メンテナンスをしてあげると、より長持ちします。
家族や友人とシェアする
さらに、手作りの家具は家族や友人との会話のきっかけにもなります。「自分で作ったんだよ!」と話すだけで、会話が弾むことでしょう。DIYは、完成したものを楽しむだけでなく、作る過程そのものが楽しみの一部です。家族や友人と一緒に作るのも楽しいひとときになるはずです。
作った家具を囲んで、みんなでバーベキューをしたり、外で食事を楽しんだりするのも良いですね。自分で作った家具があると、そんな日常の時間がさらに特別なものに感じられるでしょう。
継続的なメンテナンスが大事
木製家具は定期的なメンテナンスが必要です。特に屋外で使用する場合、雨風にさらされることが多いため、年に一度程度は再塗装や防水処理を行うことをおすすめします。そうすることで、木材が劣化せず、長期間にわたって使用できるようになります。
メンテナンスの際は、まず表面を軽く磨いてから、再度保護剤やニスを塗ると良いでしょう。これにより、見た目が美しく保たれるだけでなく、家具の耐久性も向上します。
季節ごとのメンテナンス
季節の変わり目には特にメンテナンスを行うのがおすすめです。例えば、冬の前にはしっかりと防水処理を行い、木材が凍結や湿気で傷まないようにすることが大切です。春先には、冬の間に蓄積した汚れやダメージをチェックし、必要に応じて表面を磨いたり、再塗装したりしましょう。
湿気が多い季節や、雨が多い地域では、特に注意が必要です。雨にさらされると、木材が膨張したりひび割れたりする可能性がありますので、定期的に状態をチェックし、早めに対処することで長持ちさせることができます。
収納場所の工夫
家具を長持ちさせるためには、使用しない季節にはしっかりと保管することも重要です。例えば、寒い冬や雨の多い梅雨の時期には、家具を屋内や車庫などの安全な場所に収納しておくと良いでしょう。屋外に置きっぱなしにすると、どうしても風雨にさらされ、劣化が早くなってしまいます。
もし、収納スペースが限られている場合は、家具用のカバーを使うのも一つの方法です。防水性の高いカバーをかけておけば、家具が雨や雪から守られ、劣化を防ぐことができます。
[ガーデンエッジ-園芸シート-ガーデニング-土と芝の根-高さ5cm×長さ5m]
5. 追加の工夫でさらに使い勝手アップ
基本のテーブルと椅子が完成したら、次に挑戦したいのが追加の工夫です。ここでは、より快適に使えるようにするためのアイデアをいくつかご紹介します。自分の生活スタイルや屋外のスペースに合わせて、ぜひ取り入れてみてください。
傘立てやパラソルホルダーの取り付け
夏場や日差しが強い日には、日陰があると過ごしやすくなります。テーブルに傘立てやパラソルホルダーを取り付けることで、簡単に日陰を作ることができます。DIYの良いところは、自分の好みや環境に合わせて、こうした追加機能を自由に取り入れられる点です。
傘立てやホルダーは、市販のものを使っても良いですし、自分で作ることも可能です。市販のホルダーをテーブルの中央に固定するだけで、簡単にパラソルを立てることができるので、屋外での時間がさらに快適になるでしょう。
クッションやシートで座り心地をアップ
長時間座っても疲れにくいように、椅子にはクッションやシートを敷くのもおすすめです。特に木製の椅子は座り心地が硬く感じることもありますので、ふわふわのクッションを置くだけで快適さが増します。屋外用の防水クッションを選べば、雨の日も安心して使えます。
また、クッションやシートの色やデザインを工夫することで、屋外スペース全体の雰囲気も変えることができます。例えば、庭の花や植物と色を合わせることで、統一感のあるコーディネートが完成します。
棚や小物収納をプラス
テーブルの下や椅子の横に、簡単な棚や収納スペースを作ると便利です。屋外で食事をしたり、ちょっとした作業をする際に、小物や道具を収納しておけるスペースがあると快適さが一段とアップします。
棚を追加する場合は、余った木材を使ってシンプルな構造にすると、簡単に作ることができます。例えば、テーブルの脚部分に木材を取り付けて、その上に小物を置けるスペースを作るのも一案です。また、椅子の横にフックを取り付けて、バッグや帽子をかけられるようにするのもおしゃれで実用的なアイデアです。
キャスターを付けて移動を楽に
DIY家具のもう一つのメリットは、キャスターなどのパーツを追加して、使い勝手を向上させられることです。例えば、テーブルや椅子の脚にキャスターを取り付けることで、簡単に移動できるようになります。庭の中で日陰を求めてテーブルを動かしたり、掃除の際に楽に片付けたいときにも便利です。
キャスター付きの家具は特に大きな庭やベランダでの使用に適しています。また、キャスターの種類にもこだわることで、デザインにアクセントを加えることもできます。ロック機能付きのキャスターを選べば、使うときにはしっかり固定でき、安定感も保てます。
[男のガレージ&工房-DIYシリーズ-学研ムック-ドゥーパ!編集部-ebook]
家のメンテナンスをDIYで!50歳以上でも簡単にできる修理方法
テーブルの拡張機能
テーブルをさらに使いやすくするために、拡張機能をつけることも可能です。例えば、折りたたみ式の天板を追加することで、必要に応じてテーブルのサイズを変えられるようにすることができます。大人数での集まりや、ちょっとした作業スペースを増やしたいときには便利です。
折りたたみ式の天板は、蝶番を使って簡単に取り付けることができます。また、使わないときには天板を折りたたんでコンパクトに収納できるので、狭いスペースでも有効活用できます。
DIYならではの自由なカスタマイズ
DIYの魅力は、自由にカスタマイズできるところにあります。既製品では難しい、自分のライフスタイルや空間にぴったりと合った家具を作り出すことができます。例えば、使いやすさを追求して、テーブルの高さを自分に合ったサイズに調整したり、収納スペースを増やしたりといった工夫が可能です。
また、塗装やデザインに工夫を加えて、オリジナルのデザインに仕上げることもできます。家の外観や庭の雰囲気に合わせた色合いや質感を選ぶことで、家具そのものが屋外の景観に自然に溶け込むようになります。例えば、ナチュラルなウッドカラーにすることで、緑の多い庭との調和を生み出すことができるでしょう。
継続的な楽しみとしてのDIY
DIYは、一度作って終わりではなく、継続的に楽しめる活動でもあります。家具が少し古くなったら再塗装したり、使い勝手に合わせて小さな改良を加えたりと、長く使う中で自分の手を加え続けることができます。そのたびに愛着が増し、手作りの家具がますます特別なものになっていくのです。
さらに、初めてのテーブルや椅子が完成した後も、次のDIYプロジェクトに挑戦することが楽しみの一つになります。例えば、屋外用の収納ボックスや、花台など、少しずつ難易度を上げていくことで、DIYのスキルが向上し、作る喜びがさらに広がります。
DIYの輪を広げよう
DIYは一人で楽しむこともできますが、家族や友人と一緒に作業することで、より楽しい時間を過ごすことができます。大人だけでなく、子供や孫と一緒に作業をすることで、世代を超えて楽しめる共同作業にもなります。完成した家具をみんなで囲んで楽しむ時間は、格別なものになるでしょう。
また、作った家具を見せ合ったり、DIY仲間と情報を交換することで、新しいアイデアや発見が生まれることもあります。お互いの作品を見て刺激を受け、さらに良いものを作りたくなる、そんなDIYの輪を広げていくことも素晴らしい体験です。
6. まとめ
今回は「DIYで作るおしゃれな屋外用テーブルと椅子」について、材料の選び方から組み立て、仕上げまでを詳しく解説しました。手作りの家具は、愛着が湧き、自分だけの特別な空間を作り上げることができます。自分の手で作ったテーブルや椅子で、家族や友人との大切な時間を過ごすことは、何物にも代えがたい楽しみです。
また、DIYを通じて得られるスキルや経験は、次回のプロジェクトにも活かすことができ、さらなる創造の楽しさを引き出します。ぜひ、今回の記事を参考にして、あなた自身のオリジナル家具を作ってみてください。失敗を恐れず、楽しみながら挑戦することが、DIYの醍醐味です。
自分の手で作る楽しさを感じ、素敵な屋外空間を楽しんでいただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのDIYライフが素晴らしいものになりますように!
さぁDIYの準備を始めましょう。